飽きない家

私たちの目指す家は豪華で奇抜なものではありません。 店舗のデザインや商業施設であれば、ある程度の話題性が必要なのかもしれませんが、家に「斬新さ」は、むしろ必要無いと思っています。 何十年と住み続ける家にとっては「飽きないこと」がとても重要だと考えます。普遍的なデザインや経年美により、時とともにおもむきを増す素材選定を心がけています。 素材の持つ美しさや個性を純粋に表現し、無駄のないデザインを目指しています。

「自然素材をおすすめしています」

珪藻土に似せたビニール製の壁紙や、木目柄をプリントしたベニヤのフローリングなど、一見本物っぽい'偽物'がたくさんあります。そういう'偽物'を使うことで大幅なコストダウンができるのですが、私たちは予算のゆるす限り、自然素材をおすすめしています。 本物の自然素材は、時が経つほど、人が触れるほど、味わいが出てくるものです。 新築の時よりも深い存在感が生まれ、表面的な装飾ではない経年美を手にすることができます。

多少フシがあったり、色むらがあったり、不揃いだったりするところが、自然素材にしかない味わいでありますし、そういう素材のそういう部分を愛でる感覚が、住む人にもあったらいいなぁと思います。

家の中で身体に一番触れるのは「床」です。壁に手を付かなくても生活はできますが、床に触れないで生活はできません。だから床材の質感はとても重要です。 天然木の床材は、樹種によって硬度の差はありますが、どれも適度に柔らかく温かいので、素足で歩いても、とても気持ちの良い素材です。 また、家具や建具(ドア・引き戸)などの直接手で触れるものには、できる限り自然素材を使いたいものです。

おすすめしているもう一つの理由は「経年美」です。工業製品は使えば使うほど劣化していきます。それに対して、自然素材は工業製品のようにその商品が廃盤になってしまうような事はありませんし、メンテナンスが可能です。 少しづつ手をかけながら長い時間使い込むことで、愛着も増してきます。 10年、20年先に色合いや雰囲気を味わって頂けるよう、素材選定をしています。

「地域に馴染む外観」

建物の外観には、奇抜なデザインや目立つ色合いをなるべく使わないようにしています。

私たちの事務所があり、生活の場である‘鎌倉’には、風致地区という制度があります。 「風致」という言葉には、「おもむき、あじわい、風趣」という意味があります。 風致地区は、自然美を維持保存するために作られた制度で、建築の建て方や色、樹木の伐採、植樹などに一定の制限が加えられています。

そういう環境にいるからこそ、建物の外観は目立つことよりも「馴染むこと」が重要だと感じています。すごくカッコイイ家より、街の風景に調和し、地域に馴染みむような、おもむきのある家を作りたいと思っています。

新築時はどんな素材でも綺麗ですが、20年、30年経った時に「美しい」と感じられる材料か否かということが大事だと思います。

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