コストを管理する

住宅は、約20種類に及ぶ工種と100種類を超える材料や機器が組み合わさって出来ています。 工事費の見積りは、それらの細目が積み上がるように構成されています。施工会社さんからの見積書を見て、説明を聞いても、全てを理解した上で細目に渡り検証できる人(そういう時間を持てる人)は、なかなかいないと思います。家づくりにおいて、ご家族だけで「どこにどれだけお金を使うか」ということを見極めるのは、とても難しい作業です。

私たちは家づくりのプロとして、建て主さんが余計なことにお金を使うことがないように、総予算のバランスを考慮して、各素材・機器・工法などについてのメリットやデメリットを細かくアドバイスします。希望の家が適正コストで実現できるように、全面的にサポートします。

まず、私たちの「立場」を明確にします。

立場を明確にイメージ

私たちは設計者であると同時に、建て主さんの「代理人」でもあります。
建て主さんは私たちと「建築設計・工事監理業務委託契約」を締結します。
委託契約を結んだ私たちは、建て主さんの代理人として、
・建て主さんの立場に立って設計図書(図面や仕様書など)を作成します。
・全体の予算配分を考慮して最適な工法・材料・機器などを選定し、提案します。
・分かりにくい工事費の見積書を分析し、建て主さんが理解できるように解説します。
・法律に定められた監理者として工事内容を監理します。

私たち設計事務所は、実際に工事は行いません。工事は施工会社さんが行い、施工会社さんは建て主さんと直接「建築工事請負契約」を締結します。
私たちは工事費で利益を上げる必要がありませんので、適正かつ、技術的・知識的に中立な立場で建て主さんの側に立って業務を行います。

住み始めるまでにかかる費用を把握する。

住み始めるまでにかかる費用を把握するイメージ

「坪50万円のデザーナーズ住宅!」などという広告文句を目にすることがあります。
これを真に受けて「ウチは30坪だから、1500万円で家が建つのか!」と安直に考えてしまうと痛い目に遭います。フタをあけてみたら、「付帯工事は別」「エアコンや照明器具は別」「こんな安っぽい壁紙だったとは…」などなど。希望通りの性能や仕様を積み重ねたら、結果的には坪80万円を超えてしまった、なんて話はよくあります。

坪単価は、その内容と何が含まれているかによって、大きく差が出ます。坪単価だけで判断せず、住み始めるまでにかかる費用をトータルで把握することが大切です。

とはいえ、建築にかかる費用は、項目が多岐に渡りとても複雑です。 さらに名称が独特なものが多く、初めて家づくりをされる一般の方が見積書を見て、全てを理解するのは非常に困難であると言えます。

さらに土地の属性によっては、「擁壁を築造するのに500万」「上下水道が引き込まれていないので100万」「軟弱地盤につき地盤改良100万」などなど、建物以外の部分で別途費用が発生する場合もよくあります。

私たちは、建て主さんの代理人として図面を描き、施工会社さんからの質問に答え、見積書の内容を分析して、建て主さんに解説します。それと同時に、建築工事以外にかかる費用についても、事前に把握できるよう、アドバイスをします。

プロジェクト予算で考える。

プロジェクト予算で考えるイメージ

建て主さんにとっては、
・土地購入費(仲介手数料を含む)
・建築工事費(付帯工事や照明・カーテン・外構工事などを含む)
・設計監理費
・諸費用(保険料、ローン手数料、登記費用、印紙代などの公納金、引越し等を含む) これらすべてを含めて、プロジェクト予算です。

土地検討の段階では、建物を少し我慢すればいいや、と思ったり、設計段階では、とかく「建築工事費」にばかり気を取られてしまいがちです。ですが、一番大切なのは、総予算の中でのバランスです。

そこで私たちは、建築予算書を使いながら「何にいくら使えるか」という情報を建て主さんと共有しながらプロジェクトを進めて行きます。そうすることで、常に「住み出し価格」を念頭に置いて、総予算の中でのバランスを見ながら、着実に設計を固めていくことができます。

建築計画の総予算を見極める。

ところで、建築総予算はどのように決めたら良いのでしょう? ほとんどの方が住宅ローンで家を建てます。そしてそのほとんどの方が「月々の返済はできる限り安く、できれば今の家賃より安くしたい」と仰います。 それは当然の気持ちです。 しかしながら、そのまま建築計画を進めていくと大抵の場合「予算オーバー」の壁に当たります。すると今度は総予算枠を上げようと考えます。 でも、借入限度額まで無理してローン額を上げるのって怖いですよね。これからなにかと物入りだし、、、と後先の不安が拭いきれません。

そこで、建築計画の総予算を的確に見極めるにはご家族の「ライフプランニング」がカギとなります。 生涯にかかるお金を把握し、その上で建築計画の正しい総予算を算出することが先決です。

この作業は、私たちはもちろん、建て主さん自ら行うことは難しいので、まずはファイナンシャルプランナーの方に相談することをお勧めしています。

設計には設計のプロがいるように、お金にはお金のプロがいます。 プロのファイナンシャル
プランナーはライフプランニングを通し、
(1)安全な建築計画かどうかの診断
(2)年間準備額の設定
(3)住宅ローン選定アドバイス
(4)資産形成
などをお手伝いしてくれます。

安心して家づくり計画を進めるために、プロに相談してお金のことをクリアにしておきましょう。
あなたの身近にプロのファイナンシャルプランナーがいなければ、私たち夫婦もお世話になっているファイナンシャルプランナー・岩間一郎さんをご紹介します。

建築計画の総予算を見極めるイメージ

ライフイベントと、住宅ローンのシミュレーション例
老後まで見据えた無理のない資金計画と、年間準備額の設定

ファイナンシャルプランナー 岩間一郎

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