逗子の家イメージ

逗子の家

もともと断熱性能の高い家に住まわれていた建て主さんは、断熱性はもとより、風通しの良い家を望まれていました。
逗子の海風が気持ち良い立地なので、気候の良い季節には風がたくさん入るように、通風シミュレーションを行って最適な窓配置を考えました。
また、 夏季の日射遮蔽と冬季の日射熱取得の両方を備えるデザインを検討しました。

庭側に大開口を設けながらも日差しが入りすぎないように軒を深くするこ とで、夏は日差しを遮蔽し、逆に冬は日差しを取り込める家になりました。
開口を大きくすると外からの視線が気になります。プライバシーを保ちつつ、通りに対して圧迫感を与えないような塀のデザインを採用しました。

神奈川県逗子市
敷地面積 157.54㎡(47.56坪)
建築面積 95.16㎡(28.72坪)
延床面積 120.90㎡(36.49坪)
規模 木造2階建(SE構法)
施工 株式会社キリガヤ
その他 長期優良住宅認定物件
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初めて建て主さんにお会いした時には、すでに他社から何案かプランが出されていました。 最初にご主人から見せていただいたイメージ写真の家がとてもかっこよく、こういう建物が好きなご夫婦の家なら、何が何でもやってみたい!他の会社に負けたくない!と思ったことを想い出します。 ご希望はいくつかありましたが、特に外観へのこだわり、ビルトインガレージ、大きなリビングへの強いご要望が印象的でした。 ビルトインガレージという大きなボリュームをどう上手く建築化するか、そして開放的でありながらプライバシーの保たれたリビングをどうやって作ろうか、ということを念頭に置いて設計しました。

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軒の出を1.3mほど出すことで、とても彫りの深い、陰影のくっきりした外観になりました。 軒の出を深くすると、屋根面積や仕上げ面積が多くなる分、顕著にコストアップにつながります。設計の途中で一度、減額案として、軒の出を45cm縮めたプランを提案したところ、ご主人に「つまらなくなった気がする」と苦言をいただきまして、それがとてもショックだった反面、やる気が倍増したのを覚えています。 この家は軒が深いので、室内から軒裏に貼っている板張りがよく見えます。室内から軒裏が見えると、建物に守られているようで、なんとも言えない「落ち着き感」が出ます。 またこれだけ軒が深いと、多少の雨が降っていても窓を開けていられるので、エアコンが嫌いな方でも梅雨時期を快適に過ごすことができます。 この深い軒があることで、夏のギラギラする熱射はしっかりと遮りつつも、冬の低い陽射しは取り込まれるので、冷暖房負荷が小さくなり、とても経済的です。

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ビルトインガレージとは、一般的に、ご主人の憧れ、奥さんはいらないと否定するモノのひとつです。 ちょっとしたリビングダイニングより場所を必要とするビルトインガレージは、少しの隙間をも有効活用したい住宅設計の上では、スペース的にどうしても「無駄感」が出てしまいます。 しかし、ガレージという妙なボリュームは、建物全体のボリュームに変化を与え、外観上とても面白いものになります。この家の場合は、ガレージの上をバルコニーにすることで、テントを張ってキャンプができるくらい広い、第二の庭が出来ました。 引き渡し後、建て主さん自身がこのバルコニーに人工芝を貼りました。野球少年のお兄ちゃんが素振りの練習場として楽しく利用しているそうです。

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道路から丸見えにならない庭でバーベキューをしたい… プライバシーを保った「コートハウス感」も最初からのご希望でした。 前面道路に面する板塀の高さは、工事中の現場に立って話し合ったところ、当初考えていた高さでは道路に対して圧迫感があると感じたので、少し低くしつつも、庭の中の様子が歩く人から見えそうで見えない、絶妙な高さに決まりました。 この板塀のデザインは、実は建て主さんからのオーダーでした。今までいろんなデザインの板塀をたくさん作ってきましたが、こういう立体的な板塀を作ったのは初めてで、建て主さんから学ぶことってたくさんあるなぁ、と感じさせられました。 「塀」という存在は、「道」という公共に対しての接点ですので、その意匠には気を使う必要があります。今回は建て主さんのデザイン力に助けられました。 板と板のあいだに隙間があるので、ここから庭に植えた植物が通りに向かって顔を出してくれたら最高だろうなと思います。引き渡しが寒い時期だったので植物はなりをひそめていますが、春になって芽吹いたら、さぞ賑やかな庭になるだろうと、私たちも楽しみにしています。

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「風通しの良い家」というのが、この家の隠れテーマでした。 最低限の窓の本数でどれだけしっかり風を抜くことができるかをシミュレーションソフトを使って、何度も検討しました。 「風」というのは、入り口がどんなに大きくても、出口が無いと抜けない性質があり、その出口の位置がとても重要です。なんとなく抜けそうだなと思っても、シミュレーションソフトが正直にエラーを出してきます。窓の位置を少しづつ変えてみたり、トライアンドエラーを繰り返した結果、上手く風が通り抜ける家になりました。 建て主さんから「ホンマ風通しいいですわ!」と感想を頂いた時にはホッとしました。

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