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堀内の家

葉山の海を見下ろせる立地に建つ住宅です。建て主さんは海外での暮らしが長かった独身の男性です。単身で住まうことに配慮し、イギリスで暮らしているお嬢さんが遊びに来た時にも滞在できる家になっています。基本的には1階で生活の全てが完結します。2階はゲスト用にシャワー室を設けました。葉山の自然に溶け込み、以前からずっとそこにあったような外観を目指しました。

神奈川県葉山町
敷地面積 338.97㎡(102.33坪)
建築面積 82.97㎡(25.04坪)
延床面積 109.30㎡(32.99坪)
規模 木造2階建
施工 株式会社キリガヤ
その他 長期優良住宅認定物件
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建て主さんはもともとこの土地にお住まいでした。 道路との高低差が約1mある敷地です。初めて現地調査を行った日は土砂降りの雨の日でした。南側の山からの雨水が前面道路を流れてきて敷地内にジャブジャブ入っていました。建て替えにあたり、この雨水の問題をなんとかしたいと仰っていました。 雨水は家の基礎のまわりの土を湿らせ、基礎や土台といった家の足元を湿潤な状態にします。木造住宅にとって湿気はとても危険な存在で、シロアリの被害や木材の腐朽につながります。 この建て替え計画においては敷地と道路との高低差を解消することを第一に考え、基礎の上端のレベルを道路面のレベルまで持ち上げ、敷地内の雨水から木造部分を守ることとしました。

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敷地の北側には葉山の湾が見渡せます。また、緑が多く北側の遠くの山々を見渡せる眺めの良い環境です。一方、南側は前面道路に面し住宅が建ち並んでいます。このような敷地を与えられて「北側に水廻りを」という教科書通りの提案はできません。当然、環境の良い北側に開く家を考えました。 北側に向けて開く家を実現しようとしたときに懸念材料となるのが冬季の寒さですが、それをカバーするために断熱性能を上げました。夏は直射日光を遮りエアコンいらずの快適空間を実現しています。

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建て主さんの趣味は釣りです。 釣りから帰ってくると、釣ってきた魚をさばいたり釣り道具を洗ったりという作業が待っています。これらの作業はお世辞にも綺麗な作業とは言えませんので、できれば屋外でやりたいものです。そんなとき便利なのが屋根と壁はあるけど屋外として利用できる「半屋外空間」です。この家には玄関ポーチと物置の機能を併設した半屋外空間を設けました。ステンレスのユーティリティーシンクを設置したので釣ってきた魚を気兼ねなく処理できます。半屋外空間とダイニング、そしてウッドデッキまでを一体的に利用できる間取りを考えました。

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2階はお嬢さんご夫婦がイギリスから帰ってこられたときのゲストルームとしています。専用のシャワーブース・パウダールームを設け、長期滞在に対応できるようにしました。将来、部屋を二つに分けるかもしれないというご要望がありましたので、構造や照明器具、コンセントなどは将来の間取り変更に備えて計画しました。 壁のペイントは明度を抑えて暖色系の色味を少しだけ調合したホワイトにすることで、天井の天然木の暖かみと相まってしっとりと落ち着いた空間になっています。

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単身生活ですから、何か重いものを運ぶときもひとりで行う必要があります。そこで、駐車場から階段を使わずに玄関に入れるようにして、玄関と室内の高低差も無くしました。室内はワンフロアで生活が完結できるようにしてあり、モノの片付けやすさを考えて建物内の各所に収納を分散配置してあります。 また、来客に備えて常にきれいにしておくのも億劫なんじゃないかと思い、寝室と書斎は家の一番奥にゾーニングしてあります。不便な部分のいくつかでも解決できるなら、なるべく解決しておきたいと思って設計しておきました。

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この家の周辺には昔からこの地に住んでいる方が多く、あまり派手な家もありません。自然も多く残る葉山らしい地域です。建物はできるだけ環境から浮かないような外観を考えました。以前からずっとそこにあったような、良い意味で「目立たない家」にするのが理想でした。 建物の内部は好きにやっても構わないと思いますが、外観は地域の景観に配慮する責任があると考えています。素材や色、全体のボリュームやフォルムなど気を使う事はたくさんあります。工事中に現場の前を通りかかった近所のご婦人に「素敵なおうちね」と言ってもらえた時はとてもホッとしました。

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