暮らしやすい間取り

これから家を建てようとされる方は、例えば4LDKが欲しいとか、20畳のリビングが欲しいとか、いろいろなイメージをお持ちになると思います。
けれども、良い間取りは部屋をパズルのように組み合わせれば出来上がる訳ではありません。
間取りを考える前に、確認しておかなくてはならない大切な要素がいくつかあります。

「周囲の環境から考える」

まずは土地の形状や環境、近隣との関係性。そして光と風をどこから取り入 れるかなどを検討します。
"大開口は南側"というのが一般的ですが、環境によっては北側に開いた方が気持ち良い場合もあります。
その土地に適した間取りを考えることが暮らしやすさのポイントです。

敷地の個性を理解する

その敷地が、広いか狭いか、平坦地か傾斜地か、眺めが良いか閉鎖的か、どの方向に開くのが気持ちが良いのか、など、敷地の形状や周囲の環境によって、そこにふさわしい建て方があると思います。

文句のつけようがない三拍子揃った敷地なんて、なかなかありません。しかし、たとえクセがあっても、設計の工夫でその敷地に適した間取りをつくることができれば、暮らしやすい家ができると思います。まず、その敷地が持っている個性を理解することが大切です。

周囲の環境から考える

「南側に大きな窓をつくり、明るい家にしたい」そうおっしゃる方が大半です。
けれど周囲を見回してみると、南側は建てこんでおり、逆に北側の眺望が素晴らしいという場合も、珍しくありません。

隣家の窓やベランダ、人通りのある通りから家の中が丸見えになってしまうようでは、とてもくつろげません。お互いの視線に配慮し、プライバシーを保てるよう、間取りや外構計画は工夫が必要です。間取りを考える前に、周囲の環境を観察することは欠かせません。

光と風を取り込む

間取りを考える時に私たちが大切にするのが、「どこから光と風を取り込むか」ということです。光の射さない家、風の抜けない家は、暗く淀んでしまいます。

三方を家に囲まれ、道路側にも家が建っているといった密集地でも大丈夫。平面的に考えるだけでなく、立体的に検討して光と風を取り込む工夫をします。間取りを考える際には、この光と風の通り道を最初に考えておくことがとても重要です。

生活導線を考えるイメージ 設計事例

南側に立体駐車場があるため、北側に向けて開いた設計事例

「生活動線を考える」

お父さん、お母さん、子供たちにお年寄り。同じ家族でも家の中での動きはみんな違います。
各々の生活動線をできるだけ短くし、主要な動線がぶ つかり合わないようにすること、近づけるべき「室」と離すべき「室」、
時には区切りすぎない事などを考え、家族みんなが動きやすく、居心地の良 い環境をつくる事が大切です。

ストレスのない動線計画

たとえば、
洗濯機が1階にあり、干すのは2階のベランダ、
アイロンをかけるのは1階で、クローゼットは2階の個室…
これでは、ちょっとの家事も面倒になりそうです。

洗濯機で洗った洗濯物は、バルコニーに干し、乾いたら家事コーナーでたたんだり、アイロンがけ。そして、隣のクローゼットへサッとしまう。 あたりまえですが、「洗う」「干す」「たたむ」「しまう」といった動作の順番をきちんと考え、動線を結ぶことで、効率的な洗濯動線が実現します。

ストレスのない動線計画イメージ 設計事例

ワンフロアで生活動線を完結させた設計事例

「収納を考える」

大きな納戸をつくればすべて解決するわけではありません。まずは、持っているモノを把握し、何をどこにしまうかを計画することが大切です。
収納は間取りに大きく影響しますので設計の初期段階からモノの居場所をしっかり考えることが暮らしやすさにつながります。

「使うところに使うもの」これが収納の基本です

たとえば、
家の中で一番モノが多いと言われるキッチンスペースは、広さが十分に取れなくても、パントリーを併設させると便利です。それぞれのモノのサイズに合った奥行きの棚をつくり、"収納しているモノがひと目でわかる"ように計画します。

さらにぐるりと回遊できるようにすることで、モノの出し入れが頻繁な場所でも、移動距離を短縮できて効率的です。

収納は、使う場所の近くに適切に設計することが大切です。
それぞれのご家庭によって、持っているモノも使う場所も異なります。
間取りを考える上で、ご自身に合った収納計画を一緒に考えることが重要です。

収納を考えた設計イメージ 設計事例

来客時にもストレージにアクセスできるよう、
回遊式の間取りを採用した設計事例

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